SEVEN
「スタジオ緑屋7」を聞いているぼくらが、取材し、編集した新聞です。
SM7をより楽しく聞くためにお役に立てば幸いです。



#1 1971/ 7/ 7

#2 1971/ 8/20

#3 1971/ 9/17

#4 1971/10/16

#5 1971/11/ 1

#6 1971/12/ 7

#7 1972/ 1/ 1

#8 1972/ 2/22

#9 1972/ 3/ 5

#10 1972/ 5/ 7

#11 1972/ 6/ 1

#12 1972/ 6/30

#13 1972/ 7/24

#14 1972/ 9/20

#15 1972/12/18

号外1,2 1972/3



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<現スタッフにきく>

1.平野勝男・高橋千明コンビ

Q.特集を決める時はどうして決めていますか?
A.みなさんのリクエストハガキは、すべて目を通してからハガキの多いものはもちろん少数派のハガキも、差別なく採用することにしています。 又、その時は来日アーティストや、ヒット曲、エピソードなどいろいろな事を考えあわせて、特集を組んでいます。
Q.ビートルズはどこまでやりましたか?
A.1966年9月まで、LPリボルバーです。
Q.レコードの選択はどの様に?
A.みなさんのハガキを中心としていますが、それ以外にも新しい曲、いい曲を、率先してかけようとしています。
Q.準備にどの位かかりますか?
A.番組が頭から離れず、一日中かかることもあるし、すっとひらめいた数秒の事が、番組につながる事もあるし、その時の状況に応じて異なります。
Q.何か新企画はありますか?
A.具体的には、まだ固まっていませんが、サテスタが新しくなると同時に、新しい企画をと考えています。
Q.番組を作る上で一番困ることは何ですか?
A.特別ありませんが、みなさんの楽しいおハガキ、意見参加があると非常に嬉しくなります。
Q.ハガキはどの様に処分されれますか?
A.グリーン賞の抽選になると同時にホットなもの綺麗なイラストのものは、サテスタ前に飾り、みんなに見てもらってます。
Q.テレフォントークの意図するところは?
A.ハガキにはない、即時性「君と僕のお話」電話を通しての気軽な番組への参加です。

2.安田立和・高橋加代子コンビ

Q.水曜日のナツメロをやっている意図するところは何ですか?
A.聞いている人が、ヤングばかりでないので。
Q.ディレクターを呼ぶといっていましたが、どうなってますか?
A.また始めると思います。その時までお楽しみに!
Q.ロックをかけるのが少なくなったような気がしますが?
A.海外で、ソウルとか、ソフトロックが進出しているので、その様になってきたと思う。これからももうかけない訳ではありません。
Q.番組中、よくだじゃれを飛ばしますが、何か秘訣でもありますか?
A.ありません。不断からそうなってます。好きです(?)
Q.準備に要する時間はどの位ですか?
A.どこからどこまでが、準備だかわからないけれど、しいていえば、13:30からとなっています。
Q.選曲はどの様にしていますか?
A.CASH BOXとか、レコード会社から送られてくるのを見たり、自分で聞いて、いいと思ったのを出しています。
Q.ハガキがあまり使われていないように思いますが?
A.選曲上、その様になっています。というのは、かけようと思う曲に、リクエストが来ていないからです。
Q.安田さんは、他に夜の番組を担当しており、影響は多分にあると思いますが、その点はどう考えていますか?
A.それは、その人まかせです。ミドリヤ7以外の番組のことで、ミドリヤに電話するのはやめてほしい。 注:3月29日現在

松田健一・石川由美子コンビ

Q.学校自慢をやっている意図するところは何ですか?
A.自分達の学んでいる学校はどんな学校だろう?ともう一度、見直して欲しいのです。表面的にだけ自分の学校を見た場合、"オレの学校なんて..."と思われる方もいるかも知れません。 でも、じっくり振り返ってみると、長所や短所が浮かんでくるのではないでしょうか。いい所は、どんどん他の仲間にPRしようではありませんか。 そして、悪い所を、どうすればなくすとができるか、みんなで考えましょう。
Q.選曲はどの様にしていますか?
A.皆さんから戴いたリクエスト・カードを中心に、何曲か選び、その他新曲で是非、みなさんに聞いて欲しい曲などを加えています。 他にも、もっと沢山の条件のようなものが含まれていますが、担当者の個性が、選曲に影響を与えているのは事実です。
Q.使われた葉書はどうしますか?
A.1週間まとめて、抽選で5人に1000円ずつ、プレゼント、後は、1年間保管します。去年の暮れは、葉書供養をしました。今年も暮れには、締めくくる意味で何か考えます。
Q.リクエスト・タイムの時スタジオの中で何をしていますか?
A.
○曲名や当日やることをQシートに記入する
○当日の使用レコードを試聴する。
○葉書に再度眼を通し、ポイントをつかむ。
○天気予報などを問い合わせる。
○当日のCMをどうやるか検討する。
○特別に電話などを使って放送する場合、先方と打ち合わせをする。
○ゲストがあれば、軽いリハーサルのようなものをする。
Q.誰それにプレゼントしたい、という曲が来ていると思いますが、全然読まないのでは?
A.原則として読みます。しかし、時間のない場合などは泣く泣く省略していますので、ご了承下さい。
Q.広場サテスタは、これからどういう風に、やって行くのですか?
A.担当女性アナウンサーが変わったため、まだ慣れていないことと、曜日が変更になったので、しばらくお休みしています。 5月か6月頃、サテライトスタジオが新しく生まれ変わりますので、その時にあわせて、華々しく再登場させたいと思います。しばらく待って下さい。
Q.準備にかかる時間はどの位ですか?
A.1週間くらい前から、その日何をしようかと考え始めていますが、当日実際に準備にかかるのは、PM2:00頃です。
Big News!!

編集部 A班・B班にワカレル!!

今回から「7」の編集班が、AとBの二つの班に別かれました。別れたといいっても、編集部の部長はA、B共に、同一人物です。編集長の他に、A班の班長、B班の班長がいて、その班の原稿をまとめ、割り符を行い、編集長は、各班の統制をとる仕事をしています。 なぜ、AとBに別れたかというと、編集者の個性の出たものにしたいと言うことが第一で、第二に、少人数で作製すれば、一人一人の書いた原稿が確実に紙面上に出せるということ、第三にSM7ファンの意見などを、数多く組み入れられるということです。 第四に、人数が多いと意見がまとまらない、原稿が多くて載せられないなどの色々とむずかしいことが起きるので、AとBの二つの班に別れ少人数の班を作れば意見がまとまらないなどの問題がなくなるということになりました。
今回は、「7」をB班が作製することになりました。A班、B班共に、「7」をより良いものに作り上げるためみんな頑張っています。
"自分の見たこと、聞いたことなどを原稿にして、A班又はB班に送って下さい。"「7」紙上に乗せたいと思っています。(A.H.)

MUSIC

"まりかとカオル"

"少年の乗る船は港を離れ少女は岸壁で何度も呼んだ"これは、46年8月にまりかとカオルがデビュー曲として、出した「港と少年」の一節です。まりかは22才、カオルは18才。 女性の方が年上デュエットで、ともにチャーリー石黒の門下生、デビュー曲もチャーリー石黒が作曲したものです。この歌は、美しく愛を歌い上げているフォーク歌謡で、海難にあった少年をテーマに歌っている所から、 海難遺児を励ますキャンペーンを行い、レコードの売上金はすべて海難遺児に寄付されました。47年2月には、「誰もいない広場の子らよ」が発売されました。 これもチャーリー石黒が作曲したもので、誰でも、口ずさむことができ楽しく聞ける曲だと思います。(M.T.)

続・赤い鳥

 第9号で赤い鳥のことを書きましたが各自の紹介をしていないので、したいと思います。
※後藤悦次郎「カッパ」
 グループのリーダーでギターとボーカル。京都大学外国語科卒。アメリカのフレンドがくれたP.P.M.の1枚目のレコードを聞いて、その新鮮なハーモニー、ギターのアンサンブルに心をひかれ、学校の掃除の時など歌ったりした。
※大川茂「オーム」
 ベースとボーカル。関西学院大学卒。中学の時ハリーベラフォンテを聞き感動。高校2年の時、ブラザーズ・フォーを聞いて、自分にも出来ると思いグループを結成。大学の時にも4人のグループを創り少々アルバイトなどをしていた。
※山本俊彦「シーラカンス」
 ギターとボーカル。関西学院大学卒。高校では、合唱団に入っていて、歌謡曲ばかりやっているとバカにされ、ポピュラーを聞くようになった。コーラスをやりたく関西学院に入り、2年位してフォーク・グループを作り、P.P.M.を中心に歌っていた。
※平山泰代「チマチマ」
 ピアノとボーカル。武庫川女子大卒。小さい時は、放送局の児童合唱団に入っていた。音楽が大変好きで大学ではクラシックを学んでいた。フォークを聞きに行ってちょっと歌ってみようかと始めたのがきっかけ。ジョニー・ミッチェルなどが好き。
※新居潤子「たれ目のジュン」
 ボーカル。帝塚山大学在学中。小学の5年頃音楽の好きな担当の先生にマリンバ、オルガンなどを習ったりしている内、音楽が好きになった。中学と高校ではコーラスをやっていて、ジョーン・バエズのレコードを聞き、ギターを買いに行きフォークを歌うようになった。
「完です」 (K.A.)

SM7 FLASH DISK

3/5〜11 A Horse With No Name/America
3/12〜18 Son of My Father/Giorgio
3/19〜25 Louisianna/Mike Kennedy
3/26〜4/1 Precious & Few/Climax
4/2〜8 Run Run Run/Jo Jo Gunne
4/9〜15 Baby Blue/Badfinger
4/16〜22 Mister Can't You See/Buffy Saint-Marice
4/23〜29 I Saw The Light/Todd Rungrew
4/30〜5/6 Diary/Bread
5/7〜13 Sing Sung Blue/Niel Diamond

Cash Box

5/6付
1 The First Time Ever I Saw /Roberta Flack
2 Rockin' Robin/Michael Jackson
3 I Gotcha/Joe Tex
4 Betcha By Golly,Wow/Stylistics featuring Russell Thompkins,Jr

編集後記

今回は、大変長い期間によって、出来た第10号だと思っている。しかし、僕にとっては、あまりスカッとこない。というのは、ファンからの原稿が来ないのである。 この「7」は、ファン有志発行です。だから、編集部員でけで作るのは、何だかつまらない。寄稿してよ。(K.A.)