SEVEN
「スタジオ緑屋7」を聞いているぼくらが、取材し、編集した新聞です。
SM7をより楽しく聞くためにお役に立てば幸いです。



#1 1971/ 7/ 7

#2 1971/ 8/20

#3 1971/ 9/17

#4 1971/10/16

#5 1971/11/ 1

#6 1971/12/ 7

#7 1972/ 1/ 1

#8 1972/ 2/22

#9 1972/ 3/ 5

#10 1972/ 5/ 7

#11 1972/ 6/ 1

#12 1972/ 6/30

#13 1972/ 7/24

#14 1972/ 9/20

#15 1972/12/18

号外1,2 1972/3




我が心のTBCに戻る

編集前記

  「編集前記」とはintroductionのようなものであると思う。種々の本の「前書き」や「はじめに」などを読むと、実にうまく書かれている。が、自分は......「7」は進歩していない、とスタッフに言われた。 確かに初期の頃とごく最近のを見比べても、ほとんど変わったところがみられない。その理由の一つには、自分の意見を述べたような物が少ないということがあげられるだろう。 また、ファンからの寄稿が少ないのも一つの原因だったのではないかと思う。みんなで「7」を作っていこう!この11号は編集部が別れてから2作目であるが、A班が作ることになった。 そして、今から、作り始める。この「7」に、意見・希望・感想などがありましたら、お寄せ下さい。(SWL)

POEM

     カポン

さびしいよ オイラ

何もしたくないんだ 今日は
お日様 君もかわいそう
いつも ひとりだね

涙をこらえているのがいい子なら
いいんだ オイラは悪い子になってやる

だけど お空のむこうでは
きっとみんな楽しそうに
遊んでいるだろうな

生きているの 本当にオイラは
ほんのちょっぴり
さびしいだけなのかな

雨がどこかへ行っちゃったら
お空が真赤になって笑っているみたいだな

フランス人形

今ごろ君はねむっているのかな
灰色の雨はかすかに青い屋根をたたいてる
どうしてだろうフランス人形が何も知らずにいるみたいで
とり残されてるぼく一人が
この世界から とてもこわいよ

でも信じないフランス人形はいつも笑顔でぼくに語りかける
去年のクリスマス白い雪の中に埋もれていたあの時から

このドアの向こうから小さな幸せがやってくる
フランス人形答えておくれ 今日何を考えているの

小さな雨はいつか雪にかわり
ぼくのまどをかざってくれた
フランス人形 みていておくれ
今ごろ君は 夢の中さ


意見の交差点

「意見の交差点」と題して、この欄で、種々な意見を寄せてもらい、それに対する反論その他を載せてゆきたいと思う。そこで、意見などを寄せて欲しい。今回は、それがなかったので、何か書いてみたいと思う。
「男女間に友情は成り立つか」ということが、先日のSM7テレフォントークで話し合われていた。それを聞いて感じたことは、人によって「愛情」「友情」というものに対しての考え方に違いがあるという事だった。 どちらにもニュアンスに違いはあっても、本質的には同じだという考えを持っている人や、「愛情」や「友情」には、はっきりとした違いがあるという考えを持った人もいた。 私の考えでは、「愛情」にしても「友情」にしても根底に流れているものは同じ「愛」であり、「愛情」というものに「友情」は含まれるのではないかと思う。また、「友情が発展して愛になる」、という人もいるが、それなら「愛のない友情」なんてあるだろうかという疑問を持つ。 もし、「愛」に必ず「愛情」が伴い、「愛情」があれば「愛」が生まれるなら(少なくともボクはそう思う。)飛躍があるかも知れないが、「男女間に友情が成り立つか」という問いに対しての答「男女間にも友情は成り立つ」 ---男と女でも友達になれるし、「愛」が生まれるという単純な理由で---が出てくる。反論、その他ありましたら、それをお寄せ下さい。(1234)

SM7 FLASH DISK

5/14〜20 リバプールから来た恋人/リトル・ジミー・オズモンド
バックが昔風のジャズっぽく、それプラス、ジミーのかわいらしい声とよく調和してなかなかいい。B面は「ママに捧げる歌」も悪いことはないけれど、日本でA面になり、FDがB面になって発売される事はうなずけない。(1)

5/21〜27 恋の雨音/ラブ・アンリミテッド
R&BとはRhythm and Bluesの略。1940年頃から黒人ブルースにジャズとかゴスベルとか多くの要素が加わって、アウター・ビートに強いアクセントを持った音楽が出来た、というのがR&B。 私の知っているところではウィルソン・ピケットなどがあげられる。
「恋の雨音」この曲を聞いた上では、強いビートなんてどこにもないような気がした。ただ、ハスキーな女性の声がささやいていて、バックに女性コーラスがあるというような曲で、おもしろくもなんともなかった。 しかし、じっくり聞いてみて、この曲の良さがわかってきたような気がした。この曲の特徴は、ピアノの音がたいへん印象的な事だ。それは、この曲の中程で鋭いピアノのひびきがきかれるからだ。 何ともいえないさわやかな気がした。曲の終わった後、電話での会話があるのです。「あなたに何か言ってもいいかしら」「ああ、いいよ」「I love you」「Wnn....I love you,too」なんて心憎いばかりでした。またバックのピアノが単純なせんりつなのも、たいへんおもしろいと思いました。 特にハスキーな女性の声は印象的でした。でも、この曲は大ヒットはしないような気がします。(K.S.)

番組が出来るまで

安田・加代子コンビ

我々は、とある水曜日の午後、ボサボサの頭をして、ヨレヨレのズボンとクシャクシャの上着で、あの小高い丘のそれは美しい城、東北放送会館へいったのであります。何で行って来たかと言うと、バスで.....うーん、ちょっと違ったかな。 実をいうと取材に行って来たのです。何のって、それは聞いて驚くことだ。世にも不思議な怪奇な物語である。早く言っても、遅く言っても、その日の番組内容が出来るまでを取材してきたのです。(なんとおそろしい事だろう)
なぜか机を二つ使っている(他人の机を借りている、ぜいたくな)
13:20 安田さん一人で、カードを見、曲を選ぶ(「たいへんだな、こんなに沢山かいてな。予選にもはいらないで」と言ってカードを遠くへ置く)
13:35 トイレへ行く(「かぜ気味だ。注射をしなくては」という)
13:40 カヨチャンが来る(いつも若々(バカバカ)しくておきれいである)安田さん急に何を思ったか、内容を変更。特別企画を考えていたが、いつも通りにすることにした。リクエストカードを見ながら、選曲を始めた。ゴモゴモ何かを言いながら、笑ったりしながら、ズルズルと曲を決めた。
14:05 レコード室へ行った(何しにって.....レコードを出しに行ったと思いますよ)
14:15 早くもレコード室から帰ってきた(レコード室で何をしていたかはわからない)
14:25 番組内容決定(異議なし)
14:30 バッグにレコード詰め方始める(安田さんの指導でカヨチャンがやった)
14:40 入れ方終了。CMの打ち合わせ。小休止。
15:00 安田アナは風邪ぎみで注射しなければ、とあせっていた。
15:30 安田(安岡となっていた)さんにレコード会社からレコードが送られてきた。
15:43 緑屋へ   (取材 K.S.)

旧スタッフに聞く

及川弘子アナ

Q.いつからいつまで担当.....?
A.67年学生の身分でアルバイト。70年10月まで。
Q.印象に残っていることは?
A.スタジオ前に来た人にCMをやってもらったことが楽しい思い出として残っている。スタジオ前のヤングが生意気だったこと。でも段々かわいくなってきた(年のせいだ!)今度行ったときにチューしてあげたい。
Q.ファンの集いでの印象は?
A.柔道着をきたこと。
Q.どう考えて番組を作ったか?
A.どのようにしたらヤングと一緒に番組を作ることが出来るか。
Q.放送に関して頭を痛めたことはありますか?
A.毎回、頭を痛めていた。(何かはわからない)それでしわが増えた(25を過ぎれば誰だって)
Q.最近、サテスタへ行って感じたことは?
A.イスにすわっている人が知らない人ばっかりで、昔に事なんだなアとさみしくなっちゃた。
Q.聴取者としてSM7に望むことは?
A.時々担当者以外のアナが出てくるが、あれはやめたほうがいいと想う。
追伸 私は、又SM7を担当してみたい。その時のパートナーは、スタジオの前の男の子を連れ込んで一緒に番組を作ってみたい。

岡崎トミ子アナ

Q.いつからいつまで担当.....?
A.1日目から約1年半。
Q.印象に残っている事は?
A.大学生の落語を聞いたり、新聞少年を招いたりしてとてもよかった。おもしろいゲーム(?)をした事。それは3万円分の酒を1日で飲むという一聴取者との約束でした。そして見事に約束をその人は果たしたのでした。 そこまではよかったのですが、次の日会社へ電話をしてみたら出社していなかったとのこと(なぜだかわかるでしょう)でスタッフ、みんなで大笑いした。
Q.どう考えて番組を作ったか?
A.はるか昔の事で、わすれた。
Q.放送に関して頭を痛めたことはありますか?
A.女性アナが私一人なので二人の男性のお相手をしていた。それで、変わりばえにしない番組にならないようにと非常に頭を痛めた。
Q.聴取者としてSM7に望むこと。
A.聞いていないから、わからない(やはり岡崎さんでもSM7のわかさについて行けないのでは?)
追伸 いかにして、体をエレガントに美しく、あざやかにするかと苦労した。 (取材 K.S)
..

SM7に望む

SM7で、もっと日本のフォークをかけて欲しい。番組前後のリクエストタイムでは、よく吉田拓郎の「結婚しようよ」がかっかていますが、ヒット曲にならなくても、すてきな曲が沢山ありますから、かけて欲しいと思います。
この間は、北山修特集とか吉田拓郎特集で大分フォークがかかり、うれしかったです。でも、わりと聞き慣れた曲ばかり。勿論、聞き慣れた曲でもいいのだけれども、安田・高橋コンビが、ロックの新しい曲、古い曲をかけていたように、 日本のフォークの曲も紹介してくれたら、と思います。
SM7のスタッフのみなさん、この意見を考えてくれませんか。それから、SM7ファンのみなさん、この提案は、どうでしょうか。  (メケ)

編集後記

「7」がA、B両班にわかれてA班が初めて作る新聞です。個性を出そうということで2つに別れたわけですけれども、その目的は十分に果たされたとは、思っていません。 しかし、これからは、個性のある新聞にしたいと考えています。みなさんにも協力して欲しいと思います。先号から、「7」を郵送することにしましたが、すでに60枚位送りました。 送って欲しい形は5人以上連記の上代表者の住所を知らせてくれれば郵送します。ただ、サテスタへ取りに来れる人は、サテスタ前にありますから、持って行って下さい。これから、「7」を良くしていきたいと思っています。よろしく!  (1)